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[COLUMN] Album of the Year 2009 – 2009年に聴いたアルバムベスト10

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さぁやってまいりました12月31日。毎年この日に、その1年で聴きまくったアルバムを振り返っております。今年は前半を東京で過ごして、後半は名古屋郊外でフリーランスをしてたので、音楽を聴く状況が大きく変わりました。前者は主に電車の中でiPhoneを使って。後者は自宅や車の中でiPhoneを使って。どちらにしろiPhoneなしの生活にはもう戻れませんな。

去年これ書いてる時も思ったんだけど、Last.fmってこういう時便利ですね。自分の場合、iPhoneを使って車の中で聴いた音楽も、自宅でiTunes使って流してた音楽も全てLast.fmで集計されるようにしてるので、何を聴いたのかはLast.fm見れば分かります。なので「過去12ヶ月、アルバム」でソートすれば、いちいち思い出さなくてもその年に聴いてた音楽が分かっちゃう。「あーそういやこれよく聴いてたな」ってのが出てきて、そん時の風景とか思い出したりして感慨深いものです。

あ、そんなわけでみなさんよいお年を。

Top 10 Albums of the Year 2009

Cire / Wholesale Buyout

2007年発表の、キューバのバンド。いきなり旧譜だし、手に入れたのは2009年の初頭。けどこれを聴きまくってた時期はわりと最近。初期のTOOLのような陰鬱なバッキングの上に艶のあるヴォーカルが乗るというスタイルで、良さに気づいてからの惚れ込み方がハンパなかった。1日2回くらい通して聴いてた。日本のアマゾンで買えない上に輸入盤でも見かける機会は少ないけど、マジで名盤。自分が死んだら棺桶に入れてほしい1枚。初期のTOOL好きなら間違いなくハマれます。けど歌ってる内容はTOOLのように内面をエグる類のものじゃなく、どちらかというとRage Against The Machineのような社会派。資本主義の否定とか、そのあたりはキューバらしいなぁといった印象。
ちなみにCIREはバンドではなく1人のプロジェクトで、これは3枚目。彼の1stアルバムの「Pleasure Is Our Enemy」収録の“Fleas”という曲は信じられないくらい名曲。

311 / Uplifter

大好きな311の新譜が出ましたYO! という感じでウキウキでレコ屋行って買ってきた1枚。日本じゃ同じスタイルのレッチリに比べて全然知名度のない彼らだけど、「Blood Sugar Sex Magic」を境にどんどんツマんなくなるレッチリに比べて、311はまさに安心のブランドという印象。めちゃめちゃイイです今作。前作の「Evolver」に比べると初期の頃のノリが戻った感じで、軽くてハッピー。特に3曲目の“Mixed it up”あたり最高。リリース時期が夏直前で、ロードスターの幌を開けて夏の日差しを受けて聴くこの1枚はまさに至福の時間でした。レゲエのヴァイヴが強い1枚だけど、ロック野郎にこそオススメ。

Crises / Coral Dreams

ドイツのネオ・プログレッシヴロックバンド。ネオプログレというとDream Theatreを思い出すあなた、正解です。ソレ系です。じゃいつ頃のDTっぽいかというと、「Images and Words」から「Awake」のあたりの音に近いです。自分の場合それ以降のDTはあまり好きじゃなくて(ケヴィン・ムーアのいないDTはツマんない、ってのが本音)、そういう意味じゃCrisesの適度なプログレッションとアグレッションの配合率はちょうどいい感じ。けど音から受ける印象は、実際「Awake」ほどの華やかさはありません。ずっと暗くて重いので、モダンヘヴィロック好きにも十分楽しめる内容。Dream Theatreに似てるっていうとどうしてもダサいメタル像を思い描いちゃうけど、いわゆるハイトーンボイス&ピロピロギターみたいな事は全然してません。DredgやThe Butterfly Effectなどの、モダンプログレが好きな人にオススメ。けど輸入盤手に入れるの結構大変ですw

Stuck Mojo / Southern Born Killers

2007年発表のミクスチャーアルバム。リフの洪水のバッキングの上にMCが乗るスタイルの、わりと典型的な最近のアメリカのサウンド。最初聴いた時は「でたでた、アメリカ人専売特許のあの音だよ」とか思ったけど、なぜかハマってもた。リフのごり押しで何が悪い!という開き直りが気持ちイイんです。けど実際はそれほどバカっぽくもなく、イラク戦争を背景にアメリカの存在というものを皮肉っぽく描いてます。ロックの上にヒップホップスタイルのMCを乗せて、歌の内容は社会派というと、嫌でもRage Against the Machineを思い出しちゃうけど、彼らよりは押しと引きをわきまえてる1枚。完全にマッチョスタイルなジャケットの1stもクールだし、2008年に出たこれより新しいThe Great Revivalではより多彩な作風になってます。

Sickshot / {1}

アメリカの3ピースヘヴィロックバンド。これが1枚目なんだけど、ジャケット的にそれほど期待せずに買ったらめちゃくちゃ良かった。特にシングルカットにもなってる4曲目の“Echoes”、この1曲だけのためだけにアルバム買う価値あります。ヘヴィロックにも色々あるけど、埃臭いデザートロックというよりは、モダンで都会的なヘヴィロック。サウンドそのものは若い印象なんだけど、メロディセンスが素晴らしい。

Run The Red Light / Run The Red Light EP

カナダのロックバンドの、セルフタイトルEP。今回紹介した中では、多分最も新しい1枚。現在ちょうどヘヴィロテ中。全7曲のミニアルバムで、収録曲の全てがMyspaceで試聴できます。太っ腹です。最初聴いた時は、絶対EU圏、というかUKロックだと思った。そしたらカナダ出身でした。土地柄のせいか、暗いアルバムでもないのに寒々しさを感じます。個人的に「カナダとオーストラリア出身のバンドには当たりが多い」という根拠のない統計を信じていて、彼らはまさにそのパターン。2曲目の“Brave New World”あたり今年の最強トラックです。ヴォーカルが時々裏声使うせいで、ちょっと女々しい印象がまたタマりません。ナヨっとしたロックが好きな人、これまた日本のAmazonでは買えませんがオススメです。

Mastodon / Crack The Skye

2009年発表の、アメリカのハードコアバンドの4thアルバム。けど今作ではハードコア的なのは手法までに抑えられていて、最初聴いた時はストーナーロックかと思ってた。彼らの代表作というと2ndの「Leviathan」になるんだけど、こっちは常にドラムのフィルが鳴ってる上にハードコアスタイルのギターとヴォーカルが乗るというスタイル。今作もそうだけど、ドラムが特にスゴい。圧倒的な手数の応酬に、ドラムをプレイした事のある人ならきっとチビれます。10分以上の曲が2曲も入ってる、わりと大作志向の1枚。めっちゃかっこいいス。

Closure In Moscow / First Temple

オーストラリア出身のネオ・スクリーモの1stフルアルバム。この前にEPを1枚出してて、それ聴いて「お!いいバンド!」と思ってたら、1stフルを聴いてたまげました。めちゃめちゃかっこイイ。スクリーモ系って一時期ちょっと聴いただけで基本的には専門外なんだけど、専門じゃない人でもこれはイイって言う人多いと思う。スクリーモ食わず嫌いの人にも聴いてほしい1枚。まずメロディセンス、次にテクニカルな曲構成とそれを支える演奏スキルの高さ。At The Drive-Inの「Relationship Of Command」が好きな人ならきっとハマります。

The Prodigy / Invaders Must Die

大好きなプロディジーの新譜!という事で先行発表されてた“Omen”のシングルを聴いてモダえてたところ、ちょっと間をおいて発表されたフルアルバム。前作の「Always Outnumbered, Never Outgunned」に比べると、名作「Fat of the Land」の頃のダンスサウンドに戻った印象。おおむねイイんだけど、「Fat of the Land」の頃の“Smack my Bitch up”とか“Breathe”みたいな1発でガツンとやられて、その後延々と恍惚感が続くみたいな曲がないんだよなー。90年代の彼らが好きな人はきっと好きな作品。

CKY / Carver City

過去最も多くの回数を再生したアルバムが、わたくし彼らの「An Answer Can Be Found」なのであります。今作の1つ前の作品。というわけでめちゃめちゃ期待してた1枚。なんだけど、実際は前作ほどハマれなかった。それほど変わってしまったという印象ではないんだけどなぁ。ただ“Plagues By Images”のかっこよさや、毎回恒例の「実験的な曲→バラード」と続くラストの構成などは安定してかっこいい。普通に聴けば間違いなくイイ1枚なんだけど、期待がデカ過ぎたのかもしれない。あ、ちなみに今作でようやく日本盤デビューだそうです。おそっ!

総評

紹介した10枚中4枚が日本のAmazonで売っていない、その4枚を入れた合計6枚が日本盤が出ていないという現状に気づいて、なんだか複雑な気分であります。元々邦楽ってほとんど聴かないのは分かってたけど、自分の音楽的な好みがそれほど自国の文化とかけ離れていたのか、という感じ。これってジャンルに関係なく音楽オタクであるなら自然とそうなる事なんだけど、なんつーかアレだしナニです。合コンとかで困ります。

あと毎年「今年の10枚!」言うて選んでるけど、今年はヘヴィ系のロックアルバムばかりだった。ポストロックとかUKロックとか1枚も選んでないなぁ。まぁそんなわけで今年もいっぱい音楽を聴けてハッピーでした。

10 thoughts on “[COLUMN] Album of the Year 2009 – 2009年に聴いたアルバムベスト10”

  1. darkclots says:

    あけましておめでとうございます。

    CIM、Mastodonやばいですね!特にCIMは今生で見たいバンドNo.1です(否、No.1はdredgでした。No.2で)

    Cireがかっこ良過ぎて死ねるんですが…(汗 どっからこういうの見つけてくるんですか???

  2. Quattro says:

    明けまして色々! CIMとMastodonヤバいっすよね! CIM来日したら絶対見に行きますYO! まぁ名古屋に来たらの話ですがw 実はDredgの新譜も今年聴いたんですが、前作がグレイト過ぎて、今作はあまりハマりませんでした。それでも世界一好きなバンドには変わりないですが。
    Cireかっけーっしょ?! そのバンド見つけた時、本気でチビりそうになりました。

  3. darkclots says:

    Bug Eyesをはじめて聴いたときは、興奮しすぎて鼻血噴きそうでしたw 新作のツアーでは、3rd発表時にほとんどやらなかったPlanting Seedsをやってくれてうれしい。

    30 Seconds To Marsあたりが日本に連れて来てくれないかなあ…

  4. Quattro says:

    自分が初めて「Bug Eyes」聴いたのは、映画「ステルス」のエンディングです。家帰ってサントラ調べてDredgってバンドだと分かって、すぐにAmazonで注文しました。もう3,4年延々と飽きずに聴いてます。
    30 Seconds To Marsの「This is War」もいいですよね。Dredg来日なんてした日にゃ、鼻血出しっぱなしでライヴ見に行きますよw

  5. darkclots says:

    いっそもう次のUSツアーが決まったら現地まで観に行っちゃおうかと…w

    Cireの Wholesale Buyoutが欲しくていろいろ探してみたんですが、ダウンロードしか見つかりません。。盤は出てますか?

  6. Quattro says:

    あ、そういや盤ってどうなんでしょ。自分も持ってません。日本のAmazonでは1stしか入手できないようです。
    http://www.amazon.co.jp/Cire/e/B000APRYM2/

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