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[Gadget Review] SONOS Amp レビュー

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実を言うとわたくし、そこそこ年季の入ったオーディオオタなんです。今まで黙っててすいませんでした。遡れば高校生の頃にBOSE Westborough 121を買った頃に始まり、その後Westborough 242を買い足してWestborough 363としてここ12年くらい運用しておりました。アンプに関してはMaranz、Denonと買い替えて、現在はリビングでMaranz PM-7005/FN、仕事部屋でYAHAMA WXA-50を使っております。
でねでね、去年の年末頃のサイバーマンデーセールでこんなの見つけちゃいましてね。SONOS Ampでございます。普段なら7万するアンプが5万ちょいで出てたんですよ奥さん。見た瞬間わたくしほぼほぼ気を失いましてですね、気づいたらヤマトさんが「お届け物でーす」的なアレで玄関前に立ってましてね、まぁよくある衝動買いというやつです。というわけでレビュー記事書いてみました。

アンボックスするとそこには布に覆われた黒い物体がありました。

箱開けながら思ったんですよ。オーディオ製品って感じじゃない。ダンボールの中に両側から発泡スチロールで挟まれた鉄の塊が出てくるという、あの儀式めいた開封の儀とはまるで違う印象なんです。黒い不織布にくるまれた形でそこに鎮座しておりました。大きさは思ってたのとだいたい同じくらい。デジタルアンプなので小さいですね。けど今まで使ってたYAMAHAのWXA-50に比べると少し高さがあって大きい印象。さぁそれではいよいよ設置してみましょう。

かっこいい。黒は男の中の男の色。黒光りするのは何でもかっこいい。

いやまぁ見てくださいこのそっけないただの黒い箱。ボリュームノブさえないのでパっと見オーディオアンプにも見えません。

ボタン? あんなもの飾りですよ!

正面から見るとこんな感じ。ボタンは前面にタッチ式のものが3つあるだけ。真ん中が再生/停止、左右はボリュームです。基本的にこいつはスマホからほとんどの操作を行うので、実際この3つのボタンもほとんど使う機会はないです。一応付けときました、的なもの。写真だと光ってるようにも見えますが、ここは光りません。LEDは本体前面上部にある1つのみ。

レベル調整の方法

早速鳴らしてみると、ウチのBOSE 125 WestBoroughがブリブリ言います。素直な音作りとされるYAMAHA製とは全然違う。その後イコライザ画面でさらにドンシャリ気味にすると、主食であるヘヴィロック系を聴くのにピッタリの感じに。小型スピーカーのくせに地獄のような低音を響かせてくれます。あー買って良かったマジでこのアンプ仕事部屋に最高。
ただし1点気になる事が、それはAirplay2で再生する際にiPhone側の出力レベルをかなり低くしているのに、実際の音は思った以上にデカいという点。このため調節の幅が広くなって、「あと少しだけ小さくしたい」的な微調整がしづらく感じました。んで設定画面をあちこち見ていたところ「音量制限」という項目があったので、ここを調整したらちょうど良いレベルの上がり幅にする事ができました。音量調整しづらいと感じる人はココ確認するとイイかもしれません。

設定>システム>(製品枠の)SONOS Amp>音量制限

AirplayとAirplay2の比較

以前まで使ってたYAMAHAのWXA-50がAirplay対応、で、今回買ったSONOS AmpがAirplay2対応なんです。せっかくなのでこの2つの使い勝手を比較してみました。ただし音質についてはそもそもアンプが異なるので対象外としました。

  1. つながりやすさ
    iPhoneでAirplay出力先の画面を出してタップして、実際に音が出るまでの長さ。これAirplay2だと半分くらいの時間になります。Airplayだとわりと待たされてたんですが、2だとサクっとつながります。地味に快適。
  2. 音切れ
    これはめっちゃ改善されます。Airplayだとよく音切れが発生してて、ヒドい場合だとそのまま再生が再開されない場合もちょいちょいありましたが、Airplay2にしてからはほぼ途切れません。まぁWi-Fiの状況にもよると思いますが。
  3. マルチデバイス再生
    これはAirplay2になってからできるようになったんだけど、1度リビングのAppleTV 4Kと同時再生をしてみて、「あーなるほどね」という感じで納得して以来使ってません。あちこちの部屋で同時に同じ音楽をまとめて再生したい、って感じのパリピ気味の人には良い機能なのかも。

まとめると、Airplay2スッゲぇイイYO!という感じになります。もう以前のAirplayには戻れません。Airplay2にして多分身長も伸びました。

シンプルな外観なのでどんなインテリアにも馴染みそう。

というわけでレベル大きすぎ問題も解決し、その後順調に仕事部屋でうるさい音楽を鳴らしております。買ってから3ヶ月くらい経つけど、これといった不満もなく、音質に関してはそれこそ大満足という感じ。125Wというハイパワーアンプなのでロック系メインの人にほんとオススメの1台だと思う。あと自分の場合はAirplay2での再生がメインだけど、Spotifyとかのストリーミングサービス使う人にも向いてると思う。
SONOS Oneとかもイイとは思うんだけど、そこそこ値段のするパッシブスピーカーをすでに持ってる場合は、それらをSONOS Ampで鳴らした方が確実にイイ音で音楽が聴けるはず。使い勝手の良さとオーオタ的なこだわりとのイイトコ取りのできる一品なんじゃないかと。素晴らしいアンプですコレ。

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