実を言うとわたくし、ここ10年くらいずっとiMac 27inch Mid 2010をメインの制作環境として使っておりました。ガンダムで言えば「よくもあんな老朽艦が浮いていられるものだな」とか言われそうな旧型機という事になります。とはいえメモリ増設とSSD換装によりそこそこ現役として使えてはいたので、毎年のように新型が出るのを横目で見ながらスルーしておりました。しかしながら最近のAdobe CCのアップデートを経て「さすがにそろそろ限界か・・・」と感じる機会が増えましてですね、いよいよ10年ぶりにメイン機体を買い換えようと思ったのであります。けれど今はIntelチップからAppleSiliconへの移行期、このタイミングでIntel Macを買うというのも納得がいかない。けれど本命のiMacのフルモデルチェンジ＆AppleSilicon版の発表はまだかなり先になりそう。というわけで様々なジレンマの中、手近にあるMacBook Pro 16inchをメイン機とし、AppleSilicon版 iMacが出るまでのつなぎとしてのシステムを組む事にしました。買ったのは27inch 4KモニターとVESAアームです。

ぐぬぬ、かっこいいではないか・・・。

Apple製のiMacからLG製のディスプレイに変えるにあたり、見た目のかっこよさや設備の品格については正直かなりの妥協をしました。「まぁ次期iMacまでのつなぎだしね・・・」などと自分を無理矢理納得させた部分もあります。しかしながらいざ設置してみるとどうでしょう。思ってた以上にかっこいいではありませんか！　MBP本体もディスプレイも宙に浮いてて、机の上の面積は大きく広がりました。おまけにモニターの発色も思ってた以上にイイ。これならジオンはあと10年は戦えるかもしれないと、北宋のツボを「チーン」としたくなったほどです。

初めてのVESAアームは中華製でした

そしてこちらがVESAアーム。アームが2本出てて片方はVESAマウント、もう片方はノートが置ける台座になってます。ノートを母艦にする人向けの物ですね。アーム内にケーブルを収納する事もでき、またノート側のアームはガススプリング式になっているので、「よぉーしパパ今日は立って仕事しちゃうゾ！」的な時はスタンディングデスク代わりにも使えます。「あんよが上手、あんよが上手」とか言われるとさらにテンション上がりますね。

なぜここで色を分けた・・・？

ディスプレイなので見た目はあまり気にしていなかったけど、いざ設置してみると背面の白が気になる・・・。というかサイドの途中から白くなってるんすよね。なぜこんな中途半端な位置からツートンカラーにしたんだろう。背面だけ白とかの方がスッキリ見えると思うんですけどね。

Macとの接続はUSB-Cケーブル1本のみ

裏面はこんな感じ。なんかゴチャっとしてる感じはあるけど、Macとの接続はUSB-Cケーブル（いわゆるThunderbolt3）1本だけです。ディスプレイ出力だけでなく、給電やデータ転送もこれ1本で対応できます。ただし給電能力は最大60Wまでなので、MBP15や16で使う場合には若干足りない印象。けど今のところバッテリーの残量表示が100%を下回ったのは、PhotoshopとIllustaterと写真.appを同時に立ち上げた時のみ。純正アダプタが85W系のMBPでも概ね使えると思います。
また27UL850-WにはUSBハブ機能もあるので、母艦として外付けHDDなどを使っている場合はディスプレイに挿しっぱなしで使えます。実を言うと他にもBenqとかJapanNextあたりも検討してたんだけど、このUSBハブ機能の有無が決定的でした。ディスプレイ出力、60W給電、USBハブ機能の3つを備える事を条件とすると、選択肢って限られちゃうようです（IPSとかVAとかも人によって好みありますしね）。

机の上が広くなりました

今回制作環境を一新して一番恩恵が大きかったのがこれかも。机がかなり広くなりました。あいぽんも2台とか置けます。何ならiPadとかも置けます。コーディングしながらのスマホ実機確認とか捗りそう。
ちなみにモニタ上に乗ってるのは手元を照らすLEDデスクライト。ディスプレイ裏のUSB端子に取り付けると、Macの起動中に勝手にオンになってくれるので地味に便利。

コロナの影響で在宅ワークがほとんどになっているので自宅での環境を良くしたいと前から思ってたんですが、今回の環境刷新はコストのわりにイイ結果が得られました。ガンダムで言うと旧ザク乗りのガデムがいきなりゲルググに乗り換えるようなもんです。トータルで7万程度の投資にはなったけど、まぁiMac買うより全然安いしオールオッケー。さて、じゃこれで逆シャアでも観ますかね。