この話をしないわけにもいきますまい。6月26日。いや現地時間だと25日になんのかな、大好きなKing of Popが死んでしもた。

会社に来てまずは日課のニュースサイトチェックをす・・・おおおおおおおおおおおマジかよソレうそだろオイ、「マイケル死亡か？」って。最後の「か？」の部分は、その後1時間程度したら消えてた。どうやら本当らしい。大好きなシンガーが死んだというのに、なぜかよく分かんない感じだった。あれ、俺ってこんなに不感症だったっけ。

実際はそうでもなかった。TwitterのTLがMICHAEL JACKSONの話で埋まるのを見てて、鳥助が「Gone too soonで泣きそうになった」とつぶやいてて、俺も家に帰ってからこの曲が収録されている『Dangerous』アルバムを通して聴いてみた。このアルバムの中では「Gone too soon」と「Heal the world」が特にキツい。歌詞を見ながら一緒に歌ってて声が震えた。

音楽好きの間でよくする質問のひとつに、「最初に買ったアルバムって何？」という定番の話題がある。俺の場合はMJの「BAD」のシングルカセットテープ。いや正確には妹が買ったんだけど、聴いてたのはほとんど俺だった。その後15歳年上のイトコに『BAD』のアルバムをカセットにダビングしてもらい、毎日毎日Panasonicのウォークマン（とは言わないか）で聴いてた。今でもこのアルバムを聴くと小さい頃見た風景なんかが浮かんでくる。多分小学校4年生くらいの頃だと思うから10歳か。今32だから、もう22年も聴いてる事になる。

今『BAD』を聴いてる。MJ好きって人の多くは『Thriller』か『Off the Wall』をベストな作品として挙げるけど、自分の場合は迷う事なく『BAD』。リアルタイムだったり、時代性を感じたり、理由は人それぞれだと思う。「Leave me Alone」キツいな・・・。今やっと彼は1人になれたのかもしれない。けど俺たちはこれから彼のいない世界で生きて行かなきゃならないんだ。なぁ冗談だったと言ってくれ。「話題作りのためのマーケティングさ！」とでも言ってほしい。空があって太陽があってマイケルがいて、そんな事は俺らにとっちゃ小さい頃から当たり前の事なんだよ（超音速談）。音楽は疑う余地なくみんなの心に生き続ける。けどなんだろうな、今生きてる人間の歌とそうでない人の歌の違い。Curt CobainやLayne Staleyの時も同じように思った。時代背景、リアルタイム性、共有、リスペクト。いや正直なところただ哀しいだけなんだ。

「そうか、彼はもういないんだ」と知った瞬間のこの気持ち。まだたった半日前の事でよく分かんないけど、今日はもう「Remember The Time」を聴いて寝よう。R.I.P. Michael.