仕事中、ちょっと休憩しに表に出るとすでに暗くなっていた。日が短くなったな、とか考えながらタバコを吸っていると、通りの向こうに柴犬を抱っこしたオバちゃんが歩いてた。柴犬っていうかマメ柴って感じの小さめのワンコ。「散歩の時くらい犬に歩かせてやれよ、過保護だな」と思いながら見ていると、「よっこらしょ」という感じでワンコを下ろした。やっと自分の足で歩かせてもらえる状況になった犬に同情しながら見てたら、犬は全然自分で歩こうとしない。飼い主は「ホラ、行くよ」と言って手綱を引っ張るも、犬は「イヤイヤ」といった意思表示をするばかり。「仕方ないわね」といった様子で飼い主は肩を落とし、再びマメ柴を抱き上げた。犬はとても満足そうだった。どう見てもダメな飼い主&ダメ犬というコンビなんだけど、見ていてなんだかとても萌えた。