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[FILM REAVIEW] The Virgin Suicides(邦題:ヴァージン・スーサイズ)

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BORDER=0先月Lost in Translationを観て以来ソフィア・コッポラの他の作品が見たくなってビデ屋で借りてきました。この映画の事は知ってたんだけど、LITを観るまでは特に興味がわかなったんだよね。けど観て良かった。ただし人によっては2時間丸々時間のムダになるかもしれない好き嫌いの分かれる作品だと思う。
彼女の作る映画は男性監督の多い映画界の中ではまるで異質で、なんていうか説明しづらいんだけどハッキリと質感が違うんだよね。セリフやナレーションなどの言葉による説明が極端に少ない。極力絵で観客に伝えようとする姿勢は、彼女が写真家でもある事と深く関係してるんだと思う。あとカメラワークがわりと単調なのも特徴だよね。LITになるとその傾向はもっと顕著になるけど、それも写真家である事と関係があるのかもしれない。写真に関して言えばDVD特典としてフォトギャラリーが入ってます。多分ソフィア本人が撮ったものだと思う。
キャスティング面ではキルスティン・ダンストがめちゃめちゃかわいい。個人的には“クソ映画”扱いのスパイダーマンに出てたあの子とはまるで思えないかわいさ。っていうよりもなんかエロい。高校の頃クラスにあの手のタイプって1人くらいいたよね的な、そういうイヤラシさ。ちなみにメイキングには父親のフランシス・F・コッポラ御大も参上しております。
監督自身がインタビューで言ってるように、この映画の主題というのは「人生には長続きしない完璧な瞬間があり、いつも想い出だけが残る」といったような内容。刹那的で美しいテーマだよね。けど原作者はそれ以外にも「例え30歳を過ぎても女の子の考えてる事なんてサッパリ分かんね」みたいな主張も重要なテーマとして位置付けてるんじゃないかと、同じ男の子として思うワケですよ。「(ナレーターが)大人になった今でもやっぱり分かんね」で最後締めくくるんだもん。少なくとも自分にはそっちの方が身近に感じたそんな映画でした。
Virgin Suicides US Official >> | DVD >> | ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹 >>(原作)

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