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[DIARY] 2008/01/22 (Tue)・・・AVP2

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AVP2

AVP2を観てきました。「世界一美しいクリーチャーは?」という問いには「エイリアン」と答え、「好きな画家は?」という問いには「H.R. Giger」と答え、「Kornのジョナサンの使ってるマイクスタンドを作ったのは?」という問いにも「H.R. Giger」と答える全国1億2000万のギーガーファンの皆様お待たせしましたといった趣の今作、なかなか素晴らしい仕上がりでした。一言で言えば、まぁ早い話が“Kill ‘em all”映画ということになりましょうか。とりあえず見終わって思ったのは、「こりゃ地上波ムリだな。尺が半分になっちまう」といったところです。ちょいネタバレにもなりかねないので、「まだ観てねぇYO!」という方は続きをクリックしないようにお気を付けください。

AVPの1stがわりと外伝的な内容だったのに対して、今作の2ではそういった雰囲気が若干変わっています。そこで重要なのが、外伝でなく本流であるならばエイリアンとプレデターどちらの流れであるのかという点なんだけど、個人的にはAVPシリーズはエイリアンシリーズのプロローグ的意味合いが強くなってきてるな、という印象。というのも細かい点を見れば見るほどに、エイリアン1stに続くような内容に仕上げてあるんです。


その最もたるものがAVP2のラストシーンに出てくる“ユタニ”という人物。響き的に日本人なんでしょうね。映画観てる時はピンとこなかったけど、友人が調べたところどうやらエイリアン1stに登場する貨物船ノストロモ号を所有する会社が“ウェイランド=ユタニ・カンパニー”というらしいんですね。そこでさらに追い打ちをかけるのが、AVP 1stで古代遺跡を発掘する企業の名前がウェイランド社という点。これ知った時は鳥肌モンでした。共に地球外クリーチャーとの接触経験のある両社が、エイリアン1stの時代設定である2087年には合併しており、クリーチャーの生物兵器化を目論むという流れは自然そのもの。よく考えてあるなぁとしみじみ関心しました。エイリアンシリーズのファンに怒られないように配慮した結果なんでしょうか。

また設定の細部以外にも、例えばエイリアン2でのリプリーの行動をイメージさせる演出もナイス。装甲車に座ったタンクトップ姿の女の人が「Hold on!」と叫ぶシーンはリプリーそのもの。こうしたファン向けのセルフオマージュも、確信犯的ではあるけど魅力のひとつかも。今までは“スピンアウトもの”として見てたAVPシリーズだけど、どうやらエイリアンシリーズのファンにとっては正統後継作として扱うに足る映画になってきたんじゃないかな。

あ、あとギーガーファンにもオススメ。美しいテラテラのボディのオンパレードです。

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